ラクマは偽物の宝庫!?偽物商品の特徴・見分け方を徹底解説!
ラクマは、フリマアプリの一つですが、商品が安いことから仕入れに使う人も少なくありません。
(手数料が安いので販売先としても利用できます)
しかし、仕入れの際に注意したいのが、”偽物商品”の存在です。
「ラクマに偽物はあるの?」
「ラクマにある偽物商品の見分け方を知りたい!」
今回は、ラクマに販売されている商品の中でも、偽物に視点を当てて紹介していきたいと思います!
販売価格が安いことから、本物だと思って購入・仕入れをする人もいますが、偽物がほとんどです…
- ラクマは偽物商品が多い
- ブランド品・スニーカーにありがち
- 最初から仕入れ・購入をしないのが一番の対策
目次
そもそもラクマに偽物はあるの?
結論を言うと、ラクマには偽物が多く流通しています。
残念ながら、あなたが思っている以上に偽物商品が出回っているので、これから利用しようと思っているなら注意しましょう。
ラクマによくある偽物商品は、以下の通り。
【ラクマに出回っている偽物商品】
- スニーカー
- ブランド品
- アパレル用品※特にラグジュアリーストリート
- フィギュア
- ホビー品
僕が実践しているスニーカー転売でも、ラクマには多くの偽物が出回っています。
情報はリークされていて、販売前の商品でも、ラクマには販売されていることがあります。
こちらは、スニーカーでも有名なオフホワイト×ナイキコラボの商品です。
Air Jordan1の人気カラーということもあり、通常なら30万円以上のプレ値が付くような商品ですが、販売価格は14,500円…
いくら商品価値を知らない人でも、もっと値段をつけると思います。
それ以外にも、ブランド品の偽物も横行しています。
有名なラグジュアリーブランドであれば、基本的に偽物があります。
極端に価格が安い商品や、製造・販売されていないような商品があれば、偽物と断定しましょう。
ラクマにある偽物商品の特徴を徹底解説!
ラクマに偽物商品があることが分かったところで、どういう特徴があるのかを解説していきます。
偽物商品は、個人の範囲で楽しむ分には問題ありませんが、転売や営利目的で所持した場合は、”商標法違反”で逮捕されます。
※事例については後述します
あなたも、望んで偽物商品を購入したいというわけではないと思うので、事前に特徴を把握して、偽物を購入するリスクを避けましょう!
- コンディション→新品・未使用、未使用に近い
- アカウント評価が低い
- 発送日の目安が長い
- 出品商品がほぼブランド品
この様な特徴に一つでも該当していた場合は、偽物の可能性が高いです。
偽物商品を出品しているセラーというのは、偽物ばかりを出品しているので、見分けも簡単につきます!
コンディション→新品・未使用、未使用に近い
まず、コンディションについてです。
ラクマやメルカリには、商品1つあたりにコンディションを設定できます。
当然、コンディションが良ければ良いほど売れやすくなりますし、利益になります。
スニーカーも、中古の限定モデルよりも、販売された直後の限定スニーカーを転売したほうが売れ行きは良いです。
(コレクションに最適だからです!)
偽物商品ですが、基本的には新品コンディションで取り扱われています。
これは、スニーカーに限らずブランド品も同様であり、どれも基本的には新品コンディションです。
上記の商品は、GUCCI×ディズニーの商品であり、20,000円でラクマに出品されています。
しかし、定価は126,500円の商品です…笑
商品説明文が書かれていましたが、日本語に違和感があります。
偽物商品を出品するセラーは、基本的に中華系の人が多いので、不自然な日本語で出品しています。
こちらの商品のコンディションは、新品・未使用でした。
パーカーの価値を知らない人からすると、「GUCCIのパーカーが2万円で買えるんだ!」と思うでしょう。
【ラクマで偽物を購入する人の心理(偽物と知らない場合)】
- ブランド物がほしい
- ラクマでブランド名を検索する
- 商品が出てくる
- ブランド価値がわからないまま購入する
僕は、アパレル転売・古着転売も行っているので、ある程度ラグジュアリーブランドの価値は熟知しています。
しかし、ブランド名は知っているものの、価格帯を知らない人からすると、ラクマで販売されている価格が適正だと勘違いしてしまいます。
一般的に考えて、パーカー1枚が20,000円するのは高いですからね…笑
ただ、正規品はより高く販売されています。
アカウント評価が低い
ラクマで偽物商品を出しているセラーは、アカウントを作り直す傾向があります。
これは身バレ防止だとも言われており、自分から削除することで、特定されづらくするという効果があるようです…
偽物商品を中心に販売しているセラーは、アカウント評価が低い人が多いです。
評価があるとしても数個であり、中には評価される前にアカウントを削除する人もいます。
商品を検索して、値段も適正価格で、本物か偽物かどうかわからないときは、アカウント評価に注目すると良いでしょう。
評価が低い人・一切存在しない場合は、その商品が偽物の可能性が高いです。
また、アカウント評価を閲覧する際は、自己紹介文なども合わせてみておきましょう。
ここには、どのような商品を販売しているのか等の紹介が書かれているのですが、以下の特徴があれば偽物商品をの可能性が高いです。
【偽物商品を出品しているセラーの特徴】
- そもそも自己紹介文が書かれていない
- ノークレーム・ノーリターンと書かれている
- 返品不可と書かれている
この様に、一度商品を購入したら、対応しないようなことが書かれている場合は要注意です!
意図せず購入して、その商品が偽物だったとしても取り合ってくれない可能性が高いですよ!
発送日の目安が長い
ラクマで、偽物商品を販売している人は、無在庫転売をしていることも多いです。
無在庫転売とは、在庫を持たずに転売することであり、注文・購入が発生した時点で、必要な数を仕入れるというもの。
在庫リスクがありませんし、効率よく稼げることから実践する人も多いですが、そもそもラクマでは禁止されています。
ただ、実際のところセラーが無在庫転売をしているかどうかは、運営にはわかりづらいことなので、偽物商品を取り扱っている人は実践しているわけです。
その際に閲覧したいポイントが、発送日の目安です。
こちらは、出品する際に指定できますが5~7日以上となっている場合は、偽物商品の可能性があります。
流れとしては、以下の通りです。
【偽物商品を無在庫転売する流れ】
- 商品画像をネットで引っ張ってきてラクマ出品
- 商品が購入される
- 中国・韓国等の仕入れ先で仕入れる
- 商品を発送する
手元にある状態なら即発想ができますが、無在庫転売の場合は注文後に商品を仕入れます。
そのため、購入→発送までに時間がかかるわけです…
出品商品がほぼブランド品
最後に、出品商品についてです。
スニーカーやブランド品をラクマで購入する際に、偽物なのか本物なのかどうかわからないときは、出品一覧を見ましょう。
こちらのブランド品ですが、価格の時点で偽物だとわかりますが、ブランド価値がわからない人からすると、適正価格だと思ってしまいます。
※そもそも販売されていない商品です
最近では、偽ブランド品が増えたこともあり、ある程度調べてから購入する人も多いと思います。
調べる基準の一つとして、出品商品一覧を見ることを紹介しておきます!
先ほどの商品を出品しているセラーの出品一覧ですが、露骨に偽物だとわかりますね…
シャツ等は別として、GUCCIの時計が1万円以下で販売されています。
さらに、定価では8万円程度するYSLのブローチが2万円で販売されていたりと、やりたい放題ですね…笑
出品されているのは、名だたるラグジュアリーブランドの商品ばかり。
基本的に、ラクマに販売されている偽物商品は、ブランド品がメインです!
【偽物にありがちなブランド品】
- バッグ類全般
- アパレル用品(例:服、靴、財布等)
- アクセサリー類(例:サングラス、リング、時計等)
この様な商品が網羅されている場合は、高確率で偽物です。
ただ、稀に楽天などに出品している質屋のストア等が、ラクマに出品していることがあります。
この様な出品者の場合は、値段からして本物だとわかります。
仮に、ラクマで正規品を購入したいなら、このようなセラーから購入すると良いでしょう。
補足:こーだいが偽物商品に対して思うこと
僕は、ラクマでスニーカー転売をしています。
正規ルートで仕入れたものをプレ値転売していますが、たまに「本物ですか?」とコメントが来ることもあります。
その場合、購入先の明細書や当選メール等を掲載すれば、大抵の商品は売れますね!
ただ、「本物ですか?」というコメントがあるということは、それだけラクマに偽物商品が流通しているということです…
僕自身、偽ブランド品や偽物スニーカーについては、”購入・販売”のいずれも反対派です。
「個人で楽しむならいいじゃん」という人がいると思いますが、僕からすると「そこまでして買う必要あるの?」と思ってしまいます…
【ブランド品を購入する目的】
- 自己満
- 見栄を張りたいから
- 収入に見合った格好をしたいから
そんな僕も、普段はBALENCIAGAのシャツやパーカーを着ていますが、正規店で購入した正規品です。
これはあくまで、スニーカー転売等の物販ビジネスでそれなりに稼いでいるからであり、完全に自己満で着用しています。
正規品と偽物の一番の違いは、”価値”だと思っています。
僕がよく着用しているBALENCIAGAのこのシャツですが、定価で5万円程度です。
この価格を決めたのは、まぎれもなく販売メーカーであり、このシャツにはその価値があるということです。
しかし、偽ブランド品はというと、14,000円で販売されてます。
僕は、ブランド品は正規品にこそ価値があると思っていて、偽物には一切価値がないと思っています。
※ゴミ同然です
「高いから偽物でもいい!」という人もいますが、わざわざ偽物を購入する価値基準がわかりませんね…
収入に見合った格好をしないと違和感しかありませんし、そこまでして身に着けるのは理解しがたいです。
ここまで厳しく言うのは、あなたに偽物商品を購入してほしくないからです。
- お金をためて正規品を購入する
→達成感、充実感がある - 正規品を躊躇いなく購入できるように仕事を頑張る
→自分の成長につながる - 偽物で妥協する
→偽物程度で一生満足する
お金をためて購入する正規品の価値と、取り急ぎ”ほしい!”という気持ちで購入する偽物の価値は雲泥の差があります。
先ほどのシャツを例に挙げると、14,000円もあればもっと他のことにお金が使えると思います…
無理して購入するのではなく、金銭的・経済的に充実したときに正規品を購入したほうが、満足度が違いますよ!
ラクマに多い偽物商品一覧!
ラクマには、多くの偽物商品が販売されています。
あなたが、偽物商品を購入しないためにも、どういうジャンルに多いのかを把握しておきましょう。
僕がラクマを利用してきた中では、以下のジャンルに偽物が多かった印象があります。
- ブランド品
- スニーカー
- フィギュア
- ホビー品、キャラクター商品
どれも偽物商品が多いジャンルですが、プレ値になるような商品・高額商品というのは特に偽物が多いです。
このジャンルで言うと、ブランド品とスニーカーですね!
スニーカーは、限定コラボ品の偽物が多い印象であり、プレ値がついているものでも定価で販売されています。
「安く販売されているからラッキー!」と思って購入するのではなく、値段が安いということは偽物の可能性が高いことを、頭の中に入れておきましょう。
ブランド品
ラクマにある偽物商品の中で、最も多いのが偽ブランド品です。
最近では、あまりにも出品数が多いことから、逮捕者も続々と出ています…
偽ブランド品は、商標法違反で取り締まられるジャンルであり、悪質な場合は実刑判決が食らうことこともあります。
各種ブランド名を検索すると、高確率で偽物がヒットしますよ!
こちらは、「GUCCI」で検索した結果ですが、中古商品から新品商品までが多く販売されています。
中でも注目したいのは、新品商品の価格が異様に安いものです。
例えばこちらのバッグですが、16,000円で販売されています。
おそらく写真は正規品のものであり、発送する際に偽物とすり替えて送るパターンですね…
ブランド価値を知らない人からすると、これが適正価格だと思う人もいますが、正規品はさらに高いです。
同じ商品で、約16万円の値段がついています。
ラクマでの販売価格は、定価の90%オフであり偽物ということがわかりますね…
ただ、商品説明文を見ると、「確実正規品ですので」と書かれています。
価値を知らない人は購入することもありそうですが、価格の時点で違和感に気付いてほしいものです…
その他、ラクマにあるブランドの中で、特に偽物が多いのは以下の通りです。
【特に偽物が多いブランド】
- LV
- GUCCI
- CHANEL
- LOEWE
- BALENCIAGA
- FENDI
基本的に、ラグジュアリーブランドであれば、どれも偽物が多いです。
そのため、ラクマでブランド品を購入しようと思っているなら、よく商品情報を見てから購入すると良いでしょう。
スニーカー
次に、紹介したいのはスニーカーです。
スニーカーは、ブランド品同様に高値で取引されることが多く、人気があります。
プレ値の商品でも、利益になる可能性が高いことから、偽物も多く製造されています。
YouTubeでは、中国マーケットに潜入して、偽物スニーカーの実態を知るような動画も公開されているほどです。
その影響は、ラクマにも飛び火しています。
「ナイキ スニーカー」で検索すると、偽物と正規品が入り乱れています…笑
様々な商品が販売されていますが、コラボモデルではなくても偽物が流通しているほどです。
通常よりも価格が安いため、購入してしまう人も多いと思いますが、偽物なので注意しましょう。
また、コラボモデルでもこの様に価格が異様に安い場合は、120%偽物です。
オフホワイトコラボのスニーカーが、15,000円で購入できるなら大ごとですよ…
”確実正規品””納品書同梱”と書かれていれば、多少は信用できると思います。
しかし、納品書は自分で作れますし、箱や付属品に関しては、ヤフオク等で空箱は販売されているので、信用性はありません。
偽物が多い市場で、購入・仕入れをするのはかなりリスキーなので、最初から購入しないのが一番の対策ですよ!
フィギュア
高額な商品ではなくても、偽物商品は存在します。
中でも、流通しているのがフィギュア関連です。
「フィギュア」で検索すると、様々な商品が出てきます。
当ブログでも、プレ値になりそうな商品があれば紹介することがありますが、アニメ系のフィギュアは特に偽物が多いですね…
メーカーの公式サイトでは、偽物が流通しているとして、正規品との違いを並べています。
一目瞭然ですが、ラクマで偽物のフィギュアを販売している人は、正規品の画像を拾ってきてそちらを掲載しています。
そして、商品発送時に偽物を送るというような手法を使っているので、商品が届いて偽物だと発覚するパターンです。
最近では、精巧に作られた偽物も流通していますし、購入する際は要注意です。
ちなみに、偽物商品を購入した人がTwitterに投稿していましたが、かなりクオリティが低いですね…
こんばんは😃ラクマでちょっと怪しいなーと思ってたフィギュアです。わたしは実物を持ってないのでフォロワーさま(しんさん)の画像になりますが、偽物との違いは本物と見比べて見ると一目瞭然😂あと本物であれば腰辺りにメーカーロゴがありますので購入の際は確認した方が良いですね😣 pic.twitter.com/8zTi0pNqf6
— にゃも (@nyamotm) July 31, 2019
基本的に、偽物を販売しているセラーは、いかなる理由があっても返品に応じることはありません。
僕の場合は、「警察に被害届を出す」とメッセージを送って判断を仰ぐようにしています!
※この時点で返金に応じてくれる人も多いです
それでも応じなければ、運営に通報して本当に相談しに行くのも良いでしょう。
ホビー品、キャラクター商品
最後に紹介したいのが、ホビー品です。
こちらも、高額な商品ではありませんが、中国で無許可に製造されたものが販売されているケースがあるので注意しましょう。
近年爆発的に人気が出ている“鬼滅の刃”ですが、偽物が多いです。
一番くじの商品であればそれなりに信用性があるものの、出所がわからないようなキーホルダーやスマホリング等は、中華製の可能性が高いです。
この様に、付属品がついていないような商品は、中華系のECサイトで格安販売されています。
ラクマでは、1,111円で販売されているこちらの商品ですが、アリエクスプレスやWish等で販売されている商品です。
「鬼滅の刃」で検索すると、多くの商品が出てきました。
ここに表示されているすべての商品は、商標権を無視した海賊版商品であり、仕入れて転売した時点で”商標法違反”になります。
先ほども、チャームもこちらのサイトで販売されていましたが、1個当たりの値段は約100円です…笑
送料もかかりませんし、大量に仕入れて転売すれば、それだけで利益が出ます。
実際、ラクマで販売されているようなチャームのほとんどは、公式のタグが付いていない限り、このようなサイトで仕入れてきた商品です。
利益が出るからといって仕入れる人もいますが、犯罪なのでやめましょう!
また購入する際も、よく商品のコンディションや購入元を聞くなどして、正規品かどうか確かめてから購入しないと、トラブルになりますよ!
ラクマで偽物出品はNG!問われる犯罪とは?
ラクマに限らず、どの販売先でも偽物出品は禁止されています。
個人の範囲内なら問題ないですが、営利目的の所持・販売は逮捕の対象になります。
「どういうケースが犯罪になるの?」という人もいると思うので、簡単に概要を説明しますね!
- 商標法違反
- 詐欺罪
基本的に該当するのは、”商標法違反”です。
これは、ブランド品やスニーカーといった高額な商品に限らず、商標権を侵害するような商品(偽物商品全般)を販売した時点でアウトです。
状況次第では、例外になるケースもありますが、基本的には転売した時点でアウトです。
偽物は仕入れ原価が安く売れるのは確かであり、販売する人が多いジャンルです。
しかし、犯罪行為ですし見栄えの良い行為ではないので、仕入れ・転売は”絶対に”やめましょう!
商標法違反
偽物を転売すると、商標法違反というものに問われてしまいます。
ここで言う商標法とは、商品個別に存在する”商標権”を守る法律のことです。
どの商品にも商標はありますし、フリー素材ではない限りはその価値を有します。
偽物とは、商標権を無視して製造した商品であり、それを販売することでその価値を侵害してしまうので、”商標法違反”に問われてしまうわけです。
偽ブランド品を販売して、利益を出した人が逮捕されていましたが、罪状は商標法違反です。
この場合、ブランドの商標権を侵害したことが理由であり、300万円以下の罰金または3年以下の懲役を科せられるケースがあります。
ただ、これには情状酌量の余地があり、以下の場合は減刑・厳重注意で終わる可能性があります。
【商標権違反に該当しない例】
- 友人からもらったものを処分目的で転売した
→その後偽物だとわかった - 本物だと聞かされた商品を1~2年使用した後に不用品処分した
→その後偽物だとわかった
この場合、その商品が偽物かどうか把握しているかがキーポイントです。
ラクマに販売されている、露骨に安いブランド品を仕入れて転売した場合は、偽物だと知らなかったという言い逃れはできません。
しかし、貰い物が偽物だったりする場合は、本物かどうか知る手段がないので違法にならない”可能性が”あります。
※100%違法にならないというわけではありません
詐欺罪
偽物商品を、正規品だと偽って販売した場合は、詐欺罪に問われる可能性があります。
販売状況にもよりますが、こちらもあなたが偽物という事実を知っているかどうかで決まります。
【それぞれの区分】
- 事実を知っているのに偽って販売する→悪意の販売
- 事実を知らずに本物と勘違いして販売する→善意の販売
不動産業界で使われる言葉ですが、転売にも応用できるので紹介しますね!
偽物という事実を知り、正規品と偽って販売した場合は、”悪意の販売”になります。
この場合、事実を知って販売しているので、詐欺罪が成立する可能性が高いです。
しかし、後者の”善意の販売”は、偽物と知らずに販売したことになるので、セラー消費者間で詐欺が成立しない可能性があります。
悪意の販売は、セラーが対象になりますが、善意の販売は購入元・仕入れ先が詐欺罪の対象になります。
いずれにせよ、偽物という事実を知った時点で、それを販売したら逮捕されます。
ただ、法をかいくぐるために、以下のような転売をする人も少なくありません。
正規品とは販売せずに、”○○風”という販売をするわけです。
この場合、ルブタン風となっていますが、販売されているのはルブタンの偽物の財布になります。
詐欺罪は成立しませんが、商標権を侵害しているので商標法違反になる可能性が高いです…
ラクマが行っている偽物商品の対策3選!
ラクマには偽物商品が大量に出品されており、購入者を困らせています。
しかし、運営も野放しにしているというわけではなく、偽物商品が販売されないように対策を行っています。
メルカリに比べると偽物商品の数は多いですが、少しでも消費者が購入しないように対策を行っているので、具体的な対策を紹介しますね!
- 通報→商品削除の流れ
- ラクマあんしん補償
- 偽物を出品するセラーアカウントの削除
この様な対策を行っていますが、個人的に良いと思ったのが、ラクマあんしん補償です。
ブランド品やアパレル品が対象であり、ラクマで購入した場合に限り、鑑定を行い偽物なら全額返金してくれるというサービスです。
意図せず偽物だとわかった場合や、”この商品は本物かな?”という心配があるなら、一度鑑定に出すのも方法の一つですよ◎
通報→商品削除の流れ
ラクマでは、以前に比べると偽物商品も減りました。
しかし、それでも商品が増えてきているということは、規制が厳しいメルカリでは偽物出品ができず、ラクマに中華系セラーが流れて来ているのが理由として考えられます。
様々なセラーがいますが、特にブランド品やアパレル品の偽物を取り扱っているのは、アジア系の人が多い印象。
製造元が中国や韓国なので、日本在住のセラーが販売をしているのでしょう…
この様に、商品説明文が違和感な人は怪しいです。
仮に、こういう人を見つけたら通報+ブロックをしましょう!
アプリを開いて、画面右上の「・・・」をタップし、問題を報告を選択しましょう。
すると、商品の問題を報告できる項目が出てくるので、運営に偽物である旨を伝えます。
この場合、商品が偽物であることが発覚した場合は、商品が削除されます。
被害を拡大させないためにも、偽物だと思ったら即通報するような習慣をつけておくと良いですよ◎
あなたのその行動が、あなた自身が偽物を購入しなくなるだけではなく、他の購入者も購入しなくなりますからね♪
ラクマあんしん補償
ラクマで、意図せず偽物商品を購入したとします。
値段も正規品と同じ相場で販売されており、精巧に作られたようなハイパーコピーであれば、見分けがつきませんからね…
そういう人にオススメなのが、”ラクマあんしん補償”です!
こちらは、ラクマが2020年8月から開始した補償サービスであり、取引商品を鑑定して偽物だった場合は、全額返金するというものです。
こちらが概要ですが、流れとしては取引評価前に偽物だと発覚した場合、”トラブル報告申請画面”という項目から、申請を進めていきます。
※選択項目は”偽造品が届いた”というもの
AIによる画像鑑定を行い、商品が正規品ではないと断定された場合は、ラクマ運営が取引をキャンセルし、購入代金を全額返金してくれるというもの。
ちなみに、鑑定を行ってもらえるのは、”FAKE BUSTERS”という鑑定を専門にしている業者です。
鑑定するには料金がかかるので、そちらも合わせて紹介しますね!
【ラクマあんしん補償の料金】
- クイック鑑定:550円~1,650円
- コンプリート鑑定:2,200円~3,300円
隅々まで鑑定してもらいたい場合は、商品によって鑑定料金が異なるコンプリート鑑定がオススメです!
ただし、対象ブランドが限られるので、利用する際は要注意です。
- ナイキ
- アディダス
- Yeezy Boost
- Supreme
- コンバース
- オフホワイト
- BALENCIAGA
- NB
- PUMA
いずれも、ストリートファッションであり、ラクマでも偽物が多いジャンルです。
アパレル用品の取引が良く行われていますし、偽物も出回ることが多いので、利用して偽物が届いた場合は鑑定に出してみるのも良いでしょう。
偽物を出品するセラーのアカウント削除
ラクマの運営は、偽物商品を販売して悪質だと思ったアカウントには、それなりの対処を行っています。
通常、商品に問題があれば、商品が削除されるだけで終わりますが、それでも出品が続く場合は、アカウントそのものが削除されてしまいます。
アカウントが削除されれば、ラクマで出品することはできません。
また、セラーの任意ではなく、運営から削除されてしまった場合は、二度と復旧することはできません。
冒頭で紹介しましたが、偽物商品を転売している人が定期的にアカウントを削除する理由はここにあります。
偽物の販売がバレる前に削除すれば、アカウントを作り直せるので対処できます。
しかし、削除されてしまえばIPアドレスごとBANされてしまうので、二度と登録できなくなるわけです。
ラクマで偽物を購入しないための4つのコツ!
仮に、あなたがラクマを利用しようとしていて、ブランド品やスニーカーを購入しようとしている場合、偽物を購入しないコツを押さえておく必要があります。
コツを把握しておけば、偽物を購入・仕入することもありませんし、トラブルになることも少ないですよ!
偽物商品を購入してしまうと、相手が返金・返品に応じてくれない場合は、高確率でトラブルになります。
それを避ける意味でも、これから紹介するコツをしっかり意識してくださいね♪
- 中華系セラーからは購入しない
- ブランド品・スニーカーはそもそも購入しない
- 商品紹介・画像と照らし合わせる
- 実物商品がないものは仕入れない
特に、偽物商品を販売しているのは、高確率で中華系セラーです。
商品説明文等で、少しでも違和感がある場合は、購入しないのが吉です。
中華系セラーからは購入しない
ラクマで商品を購入する際ですが、中華系セラーからだけは購入しないようにしましょう。
どの商品も、まともなものはありませんし、購入しても返品・返金に応じてくれるような相手ではありません。
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例えば、こちらのブランド品。
中華系セラーが販売している商品であり、商品説明文を見れば日本語が不自然ということがわかります。
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さらに、その他にも出品している商品を見ると、実物商品画像ではないようなものが多く出品されており、スニーカーやブランド品など偽物の宝庫です。
値段が安いからといって購入する人もいるみたいですが、あくまでもその商品は偽物。
正規品とは違う、偽ブランド品や偽物スニーカーです。
偽物に支払う数万円があるなら、僕は別の商品を購入しますね…
仮に、あなたが購入しようとしている商品があるなら、一度商品説明文やセラー紹介文を閲覧すると良いでしょう。
少しでも違和感があるなら、購入しないほうが吉です。
ブランド品・スニーカーはそもそも購入しない
僕は、そもそも論として、ラクマやメルカリではブランド品・スニーカーは購入しないほうが良いと思っています。
商標法違反で逮捕される人が使っているのも、フリマアプリですし、それほど販売に適しているプラットフォームなのでしょう…
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実際、フリマアプリのユーザー層はブランド品やスニーカーを購入する人ばかりです。
10代から20代が頻繁に使っているものであり、最近では中高生でもブランド品を持つ時代です…
そういう子からすると、偽物だとしても2万円するパーカーや数万円のバッグは高く感じると思います。
その心理をくみ取って、ラクマやメルカリに偽物商品を流しているわけです。
仮に、ブランド品やスニーカーを購入したいと思っているなら、僕は以下の購入先・仕入れ先をオススメします!
【オススメの購入先】
- ヤフオク→ストア出品限定
- セカンドストリート
- ハードオフ
- 質屋、リセールストア
これらの店舗は、鑑定もしっかり行われており、偽物可能性は低いです。
ただ、セカンドストリートに関しては、査定が雑なことで有名なので、稀に偽物が紛れ込んでいることも…
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そのため、あなたも購入する前に、偽物商品を見分ける知識があれば便利です!
店頭て目利きをしながら仕入れれば、効率よく仕入れられますよ◎
商品紹介・画像と照らし合わせる
偽物商品かどうかを見極めたいなら、商品紹介・画像を閲覧しましょう。
まずは商品紹介からですが、以下のようなワードが入っている場合は、要注意です。
【気を付けたいワード】
- 確実正規品
- 正規品100%
- 返品・返金受け付けません
- すり替え防止のため返品は対応していません
- 納品書付きです
確実正規品というワードが入っていれば、安心して購入する人も多いでしょう。
しかし、その言葉自体が嘘であり、偽物を本物だと思い込ませるためのトリックなのです。
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実際に販売されている偽ブランド品の商品説明文ですが、上記のほとんどのワードが入っていることがわかると思います…笑
この時点で偽物だとわかるので、調べる必要もないと思いますが、画像と照らし合わせましょう。
偽物商品というのは、高確率で実物の写真を使っていません。
そのため、商品説明文に記載されていることと、画像が合わないことも多いです。
実物写真がないものは仕入れない
偽物商品ですが、中華系セラーの人は基本的に無在庫転売を行っています。
発注があれば購入して発送するという流れなので、実物写真は基本的にありません。
この様な写真が用意されているとしても、セラーが仕入れ先から用意してもらった写真であり、基本的には使いまわしています。
そこで、「実物の写真を追加してもらえますか?」「ファスナー部分の写真が見たいです!」等、実物の写真をなんとしてでも投稿させましょう。
そもそもコメントの相手をしてこない場合は、中華系セラーの可能性があるので、偽物と判断しても良いです。
やり取りしても、テンプレートで返してくるような人で、実物の写真を掲載しない場合は偽物の可能性が濃厚です。
ただ、どうしてもラクマやメルカリでブランド品・スニーカーを購入したい!という人のために、購入しても良い条件を紹介しておきます!
【購入許容範囲の商品条件】
- 価格が定価の20%未満
※プレ値以上も購入許容範囲 - 実物の写真が掲載されている
- 付属品がそろっている
- 納品書、レシートがある
ブランド品を購入する際ですが、公式ストアが出品しているような以下のような商品なら購入しても構いません!
しかし、実物の写真がないようなものは購入対象外です。
商品の信用性を持ちたいなら、レシートや納品書等の付属品があるかどうかをチェックしましょう。
GUCCIでバッグを購入した際は、レシートと対応してくれた方の名刺をもらいました。
ギャランティーカード等は付属しないため、身に覚えのない付属品がある場合は、偽物商品の可能性大です!
少しでも、信用性が持てるような商品を探して、丁寧に対応してもらえるような商品なら、購入しても良いと思いますよ!
まとめ
今回、ラクマに偽物商品があるかどうかを解説しました。
どの販売先にも、偽物商品は存在しますし、ラクマに限ったことではありません。
(メルカリにも普通に存在します)
ブランド品を筆頭に、偽物というのは国内への流通数が爆増しています。
仕入原価も安く、転売に適している商材ということもあって、販売して利益を出している人もいるようです。
ただ、偽物を仕入れて転売した時点で犯罪です。
逮捕事例もありますし、いくら稼ぎたいと思っても、絶対に仕入れないようにしましょう。
フリマアプリの中でも、ラクマは特に偽物商品が多いです。
運営の管理の甘さも関係しているので、仕入れ購入をする際は要注意ですよ!